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ある企業のセミナーに参加してきました。 受付で名刺を出して 受付票を渡して資料を受け取り 自分が参加するセミナーの会場を地図で確認します。 ふと手元の資料に目をやると「秋の大抽選会」の文字が目に飛び込んできました。 「そういえば、次席がiPOD当たるかもよ、って言ってたっけ」 パンフレットにも一等はiPODが当たる!とデカデカと書いてあります。 セミナーが終了して、ご飯でも食べてから帰社しようと思っていると ロビー付近に黒山の人だかりができています。 「秋の大抽選会」が始まった様子です。 四等は丹波の栗、三等は魚沼産コシヒカリ、二等は長野産松茸 そして一等はAPPLEのiPODmini。 私は必死に松茸が当たることを祈りました。 「今年は松茸をほとんど口にしていないのだ。だから松茸が欲しい」 「松茸を一本そのまま、焼き松茸にしてしょうゆのみで食したい」 「豪華に松茸ご飯とお吸い物で猫まんまを食べたい」 二等の松茸は3名の当選枠があります。 栗…米…そして、松茸。 3名の当選枠は、私でない人によって埋められていきました。 そんなもんです。抽選で松茸をもらおうとしたのが間違いでした。 悲壮感を軽く漂わせながら、今から何を食べようかと考えていました。 そんな時、どこかで私の名前を呼ぶ声が聞こえます。 そして、いつも聞いている企業の名前が呼ばれています。 そう、一等が当たりました。 正直、舞い上がってしまいました。 こんなことで運を使ってしまっても良いのだろうか、とも思いました。 当たるとは思っていなかった一等が私の手の中に入ってしまったのです。 観客から大きな拍手の中、商品を受け取りに演題へ上がります。 と同時に、観客からの冷ややかな視線が私の背中に刺さります。 しかし、舞い上がっている私には何がなんだか解りません。 「ほんまに当たる人おるんや」と誰かが言います。 私は悪くないのに、なんだか悪いことをしてしまったような気になります。 しかし、舞い上がっているため、さほど気になるものではありません。 帰りの電車の中、冷静になって考えてみました。 欲しいものが手に入らず、代わりにさほど欲しくないものが手に入る。 しかし、私がさほど欲しくないものが、他の人はとても欲しいものである。 その他の人からのヤユによって、私の気分が大きく害される。 しかも、今回の件は不可抗力であって、私には何の罪もない。 会場にいたすべての人がそのような人だったのではありません。 むしろ一部の人だけの問題だと考えます。 仮にも社会人。しかも、有名な大企業に勤めている方々。 なんとも言葉にしがたい嫌悪感を抱いてしまいました。 期待を各自が持つのは自由です。 しかし、当たったとしても外れたとしても 現実を受け入れなければならないのは、 期待をしていた時から解っていたことです。 たまたま、今回は私が当たってしまっただけです。 こんな、小さなことで話をふくらませてはいけないのかもしれません。 大人ならさらっと、 これくらいのことは流さないといけないのかもしれません。 しかし、最近対外的なおつきあいが増えてきた私にとって このような些細なことが、相手の印象を大きく変えてしまうもののように感じます。 私自身も、同じようなことを多々していると思います。 いつもは当たる側でないので、知らず知らずのうちにしていると思います。 人の振り見てなんとやら。 いろいろ勉強になるセミナーでありました。
by fumy.f
| 2004-11-06 03:44
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